被災された方がたの心に寄り添えるような賛美がしたいと願いながら曲を選んでいました。その時 “Let not your heart be troubled”と言う楽譜が私の目にとびこんできました。早速楽譜を取り寄せました。ヨハネによる福音書14章1〜4そのものが賛美となった曲でした。
「あなたがたは、心を騒がせないがよい。神を信じ、またわたしを信じなさい。
わたしの父の家には、すまいがたくさんある。もしなかったならば、わたしはそう言っておいたであろう。あなたがたのために、場所を用意しに行くのだから。」
愛する人たちを失い、住み慣れた家も土地も奪われ、想像も及ばないほどの苦しみ嘆き悲しみを負われている人々にどんな慰めの言葉も見つかりませんが、讃美歌の言葉には力があります。そしてこのヨハネ福音書のみ言葉こそが主から示された被災地の方々への慰めとなる事を祈りつつ賛美しています。
上杉道子
「騒ぎ立つ思い静め」の聖歌隊賛美はこちらから。