2015年10月12日月曜日

被災地仙台をめぐる聖歌隊伝道隊の旅

 9/26(土)~27(日)大泉教会聖歌隊が被災地を訪問しました。
聖歌隊は2002年以来他教会を訪問し礼拝の賛美奉仕と伝道コンサートを続けて来ましたが、3・11以来福島,郡山の教会を訪問したり、大泉教会での被災地支援コンサートを行ってきました。
 今年はぜひとも仙台方面をと願っていましたが仙台の二つの教会と被災者復興住宅での奉仕の機会が与えられたことは本当に感謝な事でした。
 26日(土)早朝に東京を発ち午後仙台長命ヶ丘キリスト教会でのコンサート、27日(日)4月以来無牧師となった南光台キリスト教会礼拝での木村牧師の説教と聖歌隊賛美奉仕の後、午後からは青葉区愛子(あやし)地区にある落合復興市営住宅に向かいました。
 コンサート可能な被災者住宅地探しでは現地の方々にご苦労をおかけしました。奔走くださったキリスト聖協団の中澤竜生先生,日本基督教団の川上直也先生はじめとして地元の社会福祉協議会、NPO支援組織etc.のかたがたのご協力で無事に「コーラス&カフェ」の集いができました。集会所の設定からチラシまきポスター作り、お茶やケーキの手配のほか、聖歌隊員の車での移送まで快く引き受けて下さいました。
 9月末とは思えないほど日差しの強い日曜の午後、落合復興市営住宅に囲まれた集会所には定員50名というところに70名もの方々が集ってくださいました。庭にはテントも張られ、集会所に入りきれないボランティアの方たちも開け放たれた集会所からの賛美に耳を傾けてくださいました。讃美歌以外に用意した「あかとんぼ」「ふるさと」などを会場の方たち全員で声を合わせました。
 コンサートが終わって会場は「カフェ」に早変わりし温かい雰囲気の中ケーキとお茶を前に被災者の方々から短い時間でしたが話しをお聞きする事ができました。「こんなに大きな声で歌ったのは初めて、とても気持ちが良かった」「楽しかった」「また来てください」と言う声が方々で聞かれました。
 「震災以来4年半、復興はまだまだ、被災者の心もまだ回復していないにも拘らず世の中の人々の記憶からどんどん忘れ去られていくようで残念です。」というある支援団体の方の言葉が重く心にのこりました。

多くの恵みと喜びと感謝を受けたなかで、再度「東北を忘れない!」の思いを強くした旅でした。 (聖歌隊長 上杉道子記)



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