2014年12月19日金曜日

クリスマス映画会

 12月7日に、大泉教会では初の試みとなる映画会を開催しました。
 教会員のほか初めて教会に来た方もおられ、約20名ほどの参加でした。記念すべき第一回目の作品は、「想い出のアン」。和田登「青い目の星座」が原作で1984年制作、今から30年前の作品です。ビデオもDVDも出ていないので、図書館からお借りした16ミリフィルム映写機によるレトロで懐かしい上映となりました。
 1936(昭和11)年、長野の聖ペテロ療養所に新任院長として赴任したカナダ人一家の娘、金髪で青い目の少女アンと、日本の牧師の息子の周作との淡く幼い恋の物語です。しかし、単なる恋物語ではなく、戦時に敵国民として隔離され本国に強制送還されたカナダ人や、強制連行されて酷使され脱走を図る韓国人など、差別されていた外国人と、日本のクリスチャンの友情を描き、友好平和と隣人愛を訴えた感動作です。
 監督は吉田憲二。今は懐かしい大空真弓、二谷英明、山口崇、下条アトム、ニコル・ハンフリーなどが出ています。特にジョニー大倉は出演のほか、主題歌も歌っているのですが、つい先日逝去されて図らずも追悼上映となってしまいました。しかし俳優のみならず、今は戦争を知る生き証人の方も少なくなり、記憶も風化しています。
 来年は戦後70年の節目の年となります。今一度、戦争の歴史を知り、平和を実現するために私たちにできることを考え、実行に移していける年としたいものです。
 「平和を実現する者は幸いである。彼らは神の子と呼ばれる」(マタイ5:9




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